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東京国立博物館で開催中の
「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」を見にいきました。

アメリカのジョー・プライス氏が収集した江戸時代の画家による作品が
計101点展示されています。

伊藤若冲を中心に、円山応挙、長沢芦雪、酒井抱一、鈴木其一などの作品が
ずらり勢揃いです。

伊藤若冲の作品は好きで、作品集をよく眺めていたのですが、
今回の展覧会では、その実物を、その色鮮やかな色彩を楽しむことができました。
また、墨一色の作品もじっくりと見ることができました。

加えて、長沢芦雪の「白象黒牛図屏風」の大きさを体感できたことも感動でした。
シンプルな線がのびのびとしていて、気持ちいい作品でした。

また、今回の展覧会では、ガラスケースを用いずに、光の効果に工夫を凝らした
という展示室がありました。

「掛け軸や屏風を、その当時の家屋の中の光にあわせてみると
果たしてどんなふうに見えるのか?」という観点からの展示です。

空間にそそがれる光の強弱によって、
ずいぶんと絵の表情は違ってみえるものですね。

プライスコレクション 「若冲と江戸絵画」展 オフィシャルサイト