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横浜のそごう美術館で開催中の「韓国古刺繍とポジャギ展」を見にいきました。

『ポジャギ』は日本の風呂敷や袱紗のように
「包む」文化から生まれた韓国伝統の布だそうで、
「福を呼び、福を包む」ものとして日用品から儀式まで幅広く用いられていました。

余り布や古着を集めて、端切れを一枚一枚縫い合わせたものがよく見受けられます。

刺繍を施したものや彩色を施したものなどもあります。

大胆なデザインと色彩に特徴があり、シルク素材では赤、青、黄、ピンク、緑とあでやかですが、
麻素材では自然のやさしい色合いが多く、透明感があります。


ポジャギは、どこかパウル・クレーの絵を思い出させます。
田園や街、山や海など景色にも見立てられます。
あたたかく懐かしい風景を感じさせてくれます。