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東京・青山のカナダ大使館で、イヌイットの壁掛け15点を展示する
「アイリーン・アヴァーラーキアク : 神話と現実」展が開催されています。

アイリーン・アヴァーラーキアクさんは、イヌイットのアーティストです。
先祖代々受け継がれてきた豊かな精神性とシャーマン的な像をモチーフにした壁掛けの
作り手として知られているそうです。

どの作品にも摩訶不思議なものが表現されています。

たとえば、上半身は人間で下半身は魚だったり、
人間だけど、その手は鳥の翼だったり、
動物のような、人間のような、鳥のような?

イヌイットがずっと語り継いできたストーリーには
「人と動物は、霊の世界ではひとつのもので、ゆえに互いに心を通じあわせることができる」
という世界観がそのベースにあります。

極限の厳しさをともなう自然の中に暮らすイヌイットの人々だからこそ
自然と対話をする「真の力」が養われ続けてきたのかもしれません。