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老人ホームでのボランティア演奏が
東京・中野の老人ホームでありました。

このブログでの「老人ホーム ボランティア演奏」の記事を読んでくださった
老人ホームのスタッフの方からご依頼をいただきました。

今回のボランティア演奏会には45分というお時間をいただきました。

二胡チームとしては初めてとなる長時間の演奏会です。

プログラムの流れをつくるにあたっては、
ソロ演奏、二重奏、三重奏、合奏と二胡の演奏形態をさまざまに工夫して、
二胡メンバー5人で、演奏パートを分担したり、
曲によってボーカルを担当したりもするかたちで構成していきました。

この演奏プログラム作りにあたっては、
私たちの二胡の師匠である程農化先生からも
アドバイスをいただきながら進めていきました。

そして、いよいよ本番。

今回の演奏会は、入居者の皆さんは、
二胡を見るのも聴くのも初めてということでしたが、
皆さんにも馴染み深い曲をセレクトしたので、
皆さん自然と、演奏に合わせて一緒に歌ってくださいました。

子供の頃におぼえた曲というのは、歳月を経ても、身に付いていますね。

演奏プログラムの最後には、
以前、中国に住んでいらっしゃったという方から
「中国の曲を」とリクエストをいただき、「夜来香」を演奏しました。

実は、この「夜来香」は、
ボランティア演奏会用のレパートリーの一つとして
以前から練習してはいたのですが、
軽快なテンポの曲で、演奏するのがけっこう難しく、
まだまだお披露目は無理かなあ・・・と二胡メンバーのなかでは話していました。

でも、今回、中国に御縁のあったおばあさんから
「中国の曲を」というリクエストもあり、
メンバー全員が
「よし、夜来香をやってみよう!」と決断し、
少しゆっくり目のテンポで演奏してみました。

演奏が始まると、
「あー、これこれ、この曲」と、皆さんうんうんとうなづきながら、
一緒に歌ってくださり、とても懐かしく思ってくださったようです。

思いきってトライしてみて、よかったです!

こうして、今回、全12曲、トータル45分におよぶ演奏会ができたのも、
これまでのボランティア演奏活動を通じて
少しずつレパートリーを増やしてきたおかげだなあとしみじみ。
本当にありがたい思いがしました。

これからも、中国の曲も少しずつ取り入れていきながら、
引き続き、新たなレパートリーを増やしていこうと思います。


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老人ホームでのボランティア演奏
2007年10月8日の演奏プログラム

1 「夏の思い出」
2 「蘇州夜曲」
3 「荒城の月」
4 「月の砂漠」
5 「知床旅情」
6 「赤とんぼ」
7 「紅葉」
8 「見上げてごらん、夜の星を」
9 「上を向いて歩こう」
10 「ここに幸あり」
11 「ふるさと」
12 「夜来香」

演奏者:二胡 5名