上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー展
『上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー展』を観に行きました。
リチさんは、ウィーン出身のデザイナーです。
ウィーンの工房でテキスタイル・デザインを中心に
活躍していましたが、
建築家の上野伊三郎さんとの結婚を機に、
活動の拠点を日本の京都に移し、
第二次大戦後は、
京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)で教鞭をとるなど、
日本のデザイン教育にも多大な貢献をされた方です。
テキスタイル、身の回りの小物から、
個人住宅や店舗などのインテリアのデザインまで、
さまざまなデザインを幅広く手掛けられました。
中でも、花鳥風月モチーフの「デザイン屏風」は、
琳派の影響を受けながら、
ポップでいて温かで、また絵本のようでもある、
その独特のビジュアルが、とても印象的でした。
壁紙などの大きなものから、
ブローチなどのとても小さなサイズのものまで、
植物や鳥たちが、
ふわふわと浮かんでいるかのような
独特のファンタジックな世界観を楽しめる
展覧会です。
2022年2月18日〜5月15日
三菱一号館美術館
https://mimt.jp/lizzi/
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